2017.08.14

地味で退屈だが役に立つ学習法

英語が話せるようになる魔法はない!

平 俊朗さん (会社員)
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会社員の平俊朗様は、3年前からレアジョブ英会話で英語学習を行っており、英語力のさらなるレベルアップを目指して「本気塾ハンズオン・コース」も受講されました。お仕事でも英語でのプレゼンに積極的に挑戦されている平様に英語学習継続の秘訣などについて、お話を伺いました。

英語力の伸びに停滞を感じ現状打破の道を模索

現在、仕事で英語を使っているわけではありません。ただ、今後仕事で海外に行くチャンスがあった時には即手を挙げられるように準備しておこうと、福島県で勤務していた3年前からレアジョブ英会話で学習を開始しました。学習を始めた頃は、リスニングやスピーキングの力がグッと伸びます。フィリピン人の先生が何を言っているのかがわかるようになり、自分の思っていることを少しずつ話せるようになると英語学習は辛いだけでなく、少しは楽しめるような余裕も出てきました。レッスンによって自信が付いて来たことで、業務上つながりのあった中国人の方を「福島事務所へ来ないか」と誘い、お互いが唯一少しは話せる共通言語であった英語で案内役を務めたこともありました。英語学習を始める前の私なら、間違いなく自分から誘ったり、案内役を買って出たりすることはなかったでしょう。それくらい、英語学習を通して積極性も養えたのだと思います。
しかし、このところはオンライン英会話を流して受ける実力が付いてしまい、学力の伸びを感じることが少なくなりました。毎日レッスンを受けていましたが、自己流のやり方をこのまま続けていても現状維持が精一杯でステップアップには限界があることに気付いていました。

英語学習にはモチベーションと周囲の支えが必要

そんなときに出会ったのが、「本気塾ハンズオン・コース」というプログラムです。2ヶ月間、トレーナーの方が自分のために作ってくれたカリキュラムに則り、ディクテーションやライティングに集中的に取り組み、これまでの倍以上のレッスンを受けられるプログラムでした。大変そうだけれど、現状打破の方法を模索していた自分にはピッタリのように感じ、プログラムへの申し込みを決めました。
コースの受講を始めて気付いたのですが、1日4時間くらい学習時間を取らないとカリキュラムがこなせず正直焦りました。そのため、平日は5時45分に起きて2レッスンを受けてから会社に行き、仕事を終えて帰宅してからまたレッスンと課題に取り組む生活リズムに。土日もやらなければならない課題があります。そのため、課題を提出するまで出掛けるのを待ってもらうなど、家族にも協力してもらって英語学習を優先しました。また、翌日の学習に響かないように飲み会なども極力控える日々でした。英語を学ぶには、仕事をしながら、自分の趣味の時間やときには家族と過ごす時間を割いて、毎日の学習時間を確保することが必要になります。だからこそ、自分の中で何かしらの頑張る理由を持つことと、周囲の支えは必要だと思います。

オーソドックスで地味な学習法が英語上達への近道

コースのカリキュラムを受けてみての新しい発見は、ディクテーションがすごく効果のある学習法であるということです。「○ヶ月で英語がペラペラになれるメソッド」など世の中にはいろいろな教材や情報が氾濫しています。以前はそういった耳障りのいい、楽しくて上達できそうなメソッドに惑わされそうになったこともあります。しかし、実際は筋トレと一緒で、退屈で地味かもしれないけれどオーソドックスな学習法で続けていくことが上達への一番の近道だと実感しました。英語学習のプロであるトレーナーの方からアドバイスを受けられたことはとても心強く、これが正しい道だと自覚したことで迷いが無くなり、地道な学習に取り組むことが出来ました

レッスン中に沈黙は作らない わからなければ「わからない」と話す

レアジョブを始めて3年が経ち、コースを終えた今でも、毎回レッスンに臨む際には緊張やプレッシャーを感じます。英語で話す際にはやはり普段より脳をフル回転させますし、会話なので瞬発力を試されます。けれど、自分の中でレッスン中に沈黙は作らないということは決めています。以前、レッスンをしている自分の声をボイスレコーダーで録音して聞いてみたら、「エー」や「アー」などといった言葉をたくさん言っていることに気付きました。聞く前は「そこそこ話せるようになった」と感じていたので、ショックを受けましたね。それからは、わからなければわからないと言おう、先生が話した単語が聞き取れなければ聞き取れなかったからもう一度言ってほしいと言おう、その方が沈黙よりはマシだと考えるようになったのです。

「カッコよくありたい」がモチベーションになることも

私が英語学習を継続できているひとつの原動力に、「カッコよくありたい」という思いがあります。ちょうどコースの受講期間中にマラソンレースがあり福島のリゾートホテルへ宿泊しました。ホテル滞在中はアロハシャツに短パンという格好で、休憩所のタタミの上でディクテーションをやったのですが、そうやって頑張る自分がなんだかカッコいいぞと思えたんです(笑)。それに、仕事を終えて家に帰って疲れて寝ている父親よりも、夕食を食べ終えたら颯爽と英語学習を始める父親の方がカッコいいでしょ(笑)。完全に自己満足の世界なんですけど、だからこそ周りになんと思われようとそんなことは関係なく、自分が納得する道を歩んできましたし、それはこれからも変わらないと思います。そういった自分の内なるモチベーションや「こうありたい」というイメージがあると継続しやすいかもしれません。

技術力と英語力の両輪を磨いてチャンスを掴めるように

ハンズオン・コースの受講を終えた後、フィリピンから来日されるお客様に対して英語でプレゼンする機会がありました。若手社員も聴講に来てくれたので、たとえ拙くても自分が前に立って英語を話すことで若い人達が海外業務に少しでも興味を持ってくれたらいいなと思います。
福島に居たときはレッスンの中でフィリピン人の先生に勇気づけてもらうこともあったので、将来的には技術を通してフィリピンやこれから発展していく国に貢献できればと思っています。仕事を引退した後も、シニアボランティアなどで英語を使いながら人々の暮らしが良くなる事業に貢献していけたらいいですね。英語力が身に付けば、人生の選択肢が増えると思います。同等の技術力や経験を持っていながら、英語が話せないために折角のチャンスを逃すのはもったいないので、技術力と英語力の両方をこれからも磨いていくつもりです。

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