2017.01.26

国内外場所を選ばず、開発を続けたい。

リモート開発を活かして日本で英語漬け

尾張 孝吏さん (PE-BANK所属
フリーランス
エンジニア)
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ITエンジニアの新しい働き方を提案する株式会社PE-BANKは、フリーランスエンジニアのグローバル活躍支援を目的に、2016年10月に英会話教育プログラムとしてレアジョブ英会話を導入。リモート開発を活かした英語学習を続けるエンジニアの尾張さんにお話をお聞きしました。

初めての海外旅行が興味のなかった英語に興味を持つきっかけとなった

フリーランスエンジニアとして開発の仕事をしながら、自分でも2012年に会社を立ち上げ、WEBサービスの運用・開発を行っています。最新の技術に関する情報を得るために英語が必要となることもありますが、現在開発中のサービスは海外のユーザーもターゲットにしていて、国内からグローバルサービスを提供していくことになるので、仕事における英語の必要性は日々感じています。

ただ元々は、学生時代までは英語嫌いだし、周りが1人旅で海外に行くのを見ていましたが、私は旅行好きでもなかったので、海外に行くことなんてないと思っていました。でも、仲の良い友人と卒業旅行で1週間くらいアメリカに行く機会があって、衝撃を受けたんです。初めての海外で、文化の違いや非日常的な雰囲気、何もかもスケールが大きいことに圧倒されました。今までテレビを通して見ていた海外は、実際に触れるまったく違う印象で、自分事としてとても興味を持ったんです。それからは考えもガラリと変わり、よく海外へ一人旅をするようになりました。

その後、旅行中に挨拶くらいは出来るようになろうと思い、通学制のスクールに通ったこともありました。でも、その後海外に行く回数は増えても、それ以上に「英語を話せるようなりたい!」という思いには至りませんでした。

そんな考えが変わったのが、バリ島へ行ったときの事です。

バーで飲んでいると、いろいろな方から話しかけられて、結局、カウンターにいる人全員と英語で話すことになりました。国籍もバラバラで、オーストラリア人だったりドイツ人だったり。でも、私はあいさつや自己紹介で終わってしまった。折角出会いがあったのに、感情的な話やもっと深い話ができずにとても残念で、その時の強い後悔が英語を学ぶきっかけへと繋がりました。

英語学習の最大のハードルは「最初の一歩」

その後、仕事でも英語を使う頻度が増えたと感じていたタイミングで、自分が所属しているPE-BANKの福利厚生プログラムでレアジョブ英会話を利用できることになり、本格的に英語学習を始めようと利用を開始しました。

ただ、私にとって、英会話は始めるまでの最初の一歩が1番のハードルになっていました。自分なりに勉強してからスタートした方がいいのではないか、英会話を始めるのには早いのではないかと。でも考えていても踏み出さないと始まらないので、思い切って始めました。文法や単語は同時並行でやればいい。最初のレッスンで行うレベルチェックではぼろぼろでした。でも、それでいいんですよ。だって、これから始めるんだから。

初めてレッスンを受けたときは何を言っているか分からなかったのですが、続けているうちに徐々にコツが分かるようになってきて、自分なりの学習法が分かってきたんですね。最初は先生に言われるがまま進めていて、マンネリ化してきたので、挨拶のときに、自分から何か一言二言話してみようとか、世界のニュースについて話してみたら面白かった。ただ、ぶっつけ本番はできないので、あらかじめ話題にしたい内容を考えて、文章を作って準備しています。先生も文章を添削してくれる。自分なりの勉強法で進めていくと、楽しくなってきますよね。

今日、何をしゃべろうかな?とワクワク楽しむことで、モチベーションが保たれますし、自由に話すのは頭を使います。文章をつくる技術とか、しゃべったり、読んだり、英語にはいろいろあると思うんです。キーボードで文章を打ちながら話す工夫もしました。「文字で書くと覚えやすい」とよくいいますが、ただ読むだけじゃなくてタイピングも同時に行うと他の神経を使いますし、何かいい作用があると思うんですよね。

エンジニアならではの働き方で英語漬けの毎日

とはいえ、自分の会社も経営しながら、フリーランスエンジニアとして顧客のプロジェクトにも携わる忙しい毎日。年末なんかは忙しくて受けられないこともありました。そこで、レッスンを受ける時間を先に決めてしまいます。例えば15時とか。そして、レッスンを受け終わったらすぐに次の予約をして、きちんと継続できるように工夫しています

時間の都合が合わずに、「今できないかな?」と思ったら直前でもキャンセルができるし、レアジョブは先生の数が多いので、いいなと思う先生を選べます。私は男性と女性の先生を交互に選んでいます。通学型の英会話だと、自分で好きな先生がなかなか選べないですが、話しやすくて相性がいい先生とレッスンを毎日できるのは嬉しいです。

私は普段、自宅からリモートで仕事をすることがほとんどなので、レッスンも自宅で受けますし、レッスン以外では英語のニュース動画を流して日本語をなるべく聴かないようにしています。日本語が流れるテレビもほとんどつけません。英語を身につけるのに手っ取り早いのは海外に行ってとにかく英語漬けになることだと思いますが、日本にいるとそれが無理ですよね。なので、日本でとにかく英語の日常を作っています。究極は日本人に会わず、とにかく英語に触れる量を増やしています。エンジニアの方にはおすすめしたいです。

英語留学しながら開発の拠点を海外に移したい

今は自宅で英語漬けになっていますが、今後は海外に行って留学しながら開発するというスタイルを目指しています。まずは、レアジョブ英会話のレッスンを半年間受講したあとにフィリピンのセブへ留学に行こうと考えています。期間は特に考えていませんし、戻ってくるかも分からないです(笑)身につけるまでは帰ってこない気概でいます。

私の仕事は、働く場所を選ばない形に変わってきていると思っています。それが海外でもいい。最近は情報のインプットだけではなく、外国人のエンジニアとやり取りすることも出てきています。将来は留学として海外に住むのではなく、仕事の拠点としたいと思っています。

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