ビジネスパーソン向けの教育やサービスを幅広く手掛ける、株式会社グロービス。橋田真弓子さんは、グロービスのオウンドメディア「GLOBIS知見録」の編集に携わる会社員であると同時に、グロービス経営大学院でMBA取得を目指す、大学院生でもあります。
橋田さんは2013年にレアジョブ英会話をスタートし、それから約2年間は週3~4回のペースでレッスンを受けていました。その後、転職や大学院入学により英語学習は一時期中断したものの、昨年から徐々に再開し、現在は週1、2回のペースでレッスンも受講しているそうです。「飽きっぽいところはありますが、努力を積み重ねることは好きなんです」と語る橋田さん。一度は消えかけた英語学習熱を再び奮い立たせてくれたのは、大学院の授業で受けた刺激と、同じチームに配属されたアメリカ人同僚の存在でした。
最初の目標はアメリカ留学だった
本格的に英語の学習を始めたのは、グロービスに転職する前、総合情報サイトの運営会社に勤めていたときです。ウェブメディア業界はトレンドの移り変わりが早く、常に新しい知識、情報を仕入れることが求められます。私もSNSやキュレーションメディアといった新しい媒体が次々と台頭する様子を目の当たりする中で、いつしか「アメリカの大学に留学して、最先端の情報を学んでみたい」と思うようになったんです。
それからは単語や文法、TOEFL対策など、かなり本気で英語の勉強に取り組みました。レアジョブ英会話に入会したのもちょうどこの時期。当時の会話力は、初級レベルだったと思います。英語の勉強自体は昔から好きで、大学時代は1カ月の語学研修に行ったこともあるのですが、やはり日常で話す機会がないと会話力は伸びませんね。レッスンも最初はまったく言葉が出て来なくて「私ってこんなに英語が話せないんだ!」って、愕然としたのを覚えています。
それでも2年間続けられたのは、レアジョブ英会話が自分に合っていたからだと思います。グループ英会話も通った経験はあるのですが、どこも半年以上は続かなかった。複数の生徒がいると、興味の持てない話題が題材になることも多く、レッスンそのものがつまらなく感じてしまって。その点、レアジョブ英会話では自分が興味のあるトピックを選べますし、さらに自分と年齢の近い先生を指名すれば、自己紹介や趣味の話題で話が弾みます。毎回違う先生と話ができるところも、新鮮でした。
転職と同時に 大学院に入学
1年ほどは仕事を続けながら留学を目標に勉強していたのですが、次第に私の関心は「留学」から「キャリア」へ移っていきました。これからの人生を冷静に考えたら、大学での勉強に数年間を費やすより、仕事を通じて専門知識を身に付ける方が有意義なのではないか、と。2015年4月にグロービスに転職したのは、当時の仕事を通じて興味を抱いた「社会人のための教育」を自分の専門として深めていきたいと考えたからです。
転職と同時に、MBA取得を目指しグロービス経営大学院にも通い始めました。授業をすべて日本語で行うコースと、英語で行うコースがあるのですが、私が入学したのは日本語のコース。授業は平日が夜7時からで、週末は朝10時から行われます。フルタイムで仕事を続けながら大学院に通う生活は充実していますが、とにかく忙しい!これまで英語学習に使っていた時間はすべて予習やレポート作成などに使わないと授業についていけないので、それから1年半ほどは英語の勉強どころでなくなってしまいました。
「間違えてもいいじゃない」アメリカ人同僚とのコミュニケーションも自信に
また「英語を勉強したい」という気持ちが芽生えたきっかけは、海外への情報発信力を強化するという方針の下、同じチームにアメリカ人の同僚が加わったことでした。彼は日本語も上手なのですが、当然、母国語である英語の方が想いや意図を伝えやすい。だとしたら、どちらかの言語に偏らないよう、私も英語を話せばいいんじゃないの、と。とは言え、初めはやはり自信がなくて、恐る恐る話しかけていたのですが、彼から「完璧に話そうなんて考えなくてもいい」「ぼくの日本語だって完璧じゃないんだし、間違えてもいいじゃない」と励まされて、勇気が出ました。
レアジョブ英会話のレッスンは、大学院卒業の目途が立ったところで再開しましたが、今はまだ試運転という感じ。卒業後はもっとコマ数を増やす予定です。レッスンはフリートークだと会話が続かないので、オリジナル教材の「Daily News Article」を使用しています。最初はお互いがうちとけるための“アイスブレイク”として、簡単な自己紹介や「今日は何をしていたの?」なんていう軽いおしゃべりしてからレッスンに入るのがいつものパターン。アイスブレイクは時間にすれば5分ほどなのですが、これがすごく楽しいんですよ。
レッスンの進め方は単語を使って例文を作ったり、文章のサマリーをしたり、先生により違いますが、共通しているのはみなさんほめ上手というところ。私がどんなに間違った文法、単語で話しても、必ずいいところ見つけて「よく理解できていたね!」とか「発音がしっかりできていたよ」と、最後にほめてくれます。大人になると、こんなにはっきりほめてもらえることはほとんどないので(笑)すごく嬉しいですし、次も頑張ろうという気持になりますね。
発言力が成績に直結 「自信がない」なんて言っていられない!
英語学習を再開した理由はもう一つ、大学院の英語MBAプログラムに英語を母国語としない方向けに開発された、英語ビジネスコミュニケーション実践講座が新設されたことです。私も履修してみたのですが、英語で講義を受けたり、ディスカッションをしたりすることは、想像以上にハード。クラスには英語を母国語としない各国の生徒がいたのですが、みんなよく勉強しているし、堂々と発言するんですよ。そういった姿から刺激を受け、「私ももっと頑張らなければ」という思いは強くなりました。それに、大学院でいい成績を取るためには、とにかく積極的に授業に参加して発言することが重要なので、自信がないとか、分からないなんて、言っていられないですよね。英語を話すときにあった「心の壁」も、いつしか感じなくなりました。
現在の英語学習は、オンライン英会話がメインで、余裕のあるときには英字新聞のアプリで記事を読んでいます。アメリカ留学の夢は途中で方向転換しましたが、あのとき一生懸命覚えた単語や文法の知識は、今回再スタートした英語学習でも、大いに役立っています。今後は経済や経営、テクノロジーに関する話題も英語で語れるようになりたいですし、会社の制度を利用して短期の留学にも行ってみたいし……。まだ目指す英語力の半分も身に付いていないのですが、目標はたくさんあります。
レアジョブ英会話のレッスンは「おしゃべり」的な要素もあるので、勉強に疲れたときのリフレッシュにもなっています。大家族で暮らしているとか、動物をたくさん飼っているとか、私の生活とはまったく違うところも多い一方で、ドラマや映画など好きなものは案外共通点があったりして。「英語を話すのは恥ずかしい」という気持ちや、「上手に話せなければ意味がない」という気負いは、今の私にはありません。肩の力を抜いて、言葉のやり取りを楽しむ。レッスンでは、そんな楽しさも改めて実感しています。
GLOBIS知見録 https://globis.jp/
グロービス経営大学院 https://mba.globis.ac.jp/
グロービス英語MBAプログラム https://www.globis.ac.jp/japanese/