2017.04.6

家族で決めたそれぞれの“チャレンジ”

インターナショナルスクールで頑張る息子を励みに、シンガポールフィルにチャレンジしてみたい。

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羽根さやかさん
専業主婦

2016年3月よりご主人の転勤で家族4人、シンガポールで暮らしている羽根さん。まだまだ英語が得意とは言えないという羽根さんはなんとシンガポールで第二子出産を経験。そして現在はシンガポールで二人のお子さんを育てしながら英会話学習にも励んでいます。小さなお子さんを連れての初めての海外生活をポジティブにとらえ、新たな目標・チャレンジに向かう羽根さんにお話を伺いました。

異国の地、シンガポールで出産

日本人が多いシンガポール。東京都23区とほぼ同じ敷地面積に日本人は約3万人いるそうです。日本人しかいないというエリアもあるぐらいです。我が家は欧米人など外国人の方も多く住む地域ですが、英語がまだ苦手なのでママ友は日本人の方が多いですね。 妊娠している時にシンガポールに来て、全然英語が得意ではないのにお産も経験しました。よくやったな、と思います(笑)
生まれたばかりの下の子を連れていると同じマンションに住んでいる外国人の子どもが寄ってきてくれるので、お母さんとそこから少し話したり、顔見知り程度にはなります。

日本では音楽活動を

2016年1月に主人の転勤が告げられました。主人はずっと海外で働きたいと思っていたので、主人の希望が叶って私もとても嬉しかったです。 実は私自身、シンガポールに来る直前まで声楽をずっと勉強していて、コンクールやコンサートに出演するなどの音楽活動をしていました。声楽は中学の時に合唱部に入ってそれ以来、大学は声楽ができるところへ進学しました。今は出産直後なので、音楽活動はお休みしています。 あと半年ぐらいして慣れてきたら預けて、オーディションを受けたり、練習に行く時間もできると思います。ですから、こちらにいる間にシンガポールフィルのオーディションに挑戦してみたいと考えています。それには間違いなく英語力が必要ですよね。

息子さんのチャレンジ

上の子は今年1月からオーストラリアンインターナショナルスクールのYear1(1年生)です。20人ほどのクラスが5クラスあって、Year1では日本人は1人。昨年はインターナショナルプリスクール(幼稚園)に通っていました。日本人学校という選択肢もあったんですけど、家族で話合って、せっかくシンガポールにいるので家族全員でチャレンジをしてみようということになったんです。とりあえずトライしてみようと。
入学して3ヶ月経ちますが、スクールバスで帰ってくると彼の頭は英語脳になっていて、なにか話し掛けてくるんですが、いい発音すぎて何を言ってるのかわからないんです(笑)文法はそこまでわかってなくても、英語を肌で感じとっているのが伝わってきます。

息子さんの頑張りがモチベーションに

日常的な英語でいえば、例えばクーラーの調子が悪い時に、管理人さんに連絡して英語で説明しなければならないんです。電話をする前に調べたり、シュミレーションをしたり。そういう時に少しでも自分の力で伝えたいと思いますし、最大のモチベーションは息子の頑張りですね。彼も頑張っているんだから、私もがんばらなきゃとすごく思います。 息子が困っていることがあった時には助けてあげたいと思いますしね。最近もお友達に”I’m not your friend!”と言われたようで、息子に“そういう時はなんて言ったらいいの?”と聞かれて上手にアドバイスできませんでした。差別まではいかないでしょうけど、偏見もあるでしょうし、彼も英語はまだ達者に話せないわけだから、そういう時には先生にもきちんと伝えたいです。

子育てをしながらの英語学習

去年の1月にシンガポールへ行くことが決まり、3月末までは日本にいたので、決まってから3ヶ月は通学制の英会話スクールへ週2回、サテライトレッスン週1回行っていました。シンガポールでも最初の3ヶ月は英会話スクールに行っていましたので、“外国の人と話す”というハードルはなくなりました。 でも正直なところ、外国人に対する抵抗がなくなったぐらいで、あまり身につかなかったと感じていました。そうしているうちに出産。出産後のあまり出かけられない時期にオンライン英会話を見つけて、これだったら子どもが寝ている間にできると思って始めたのがキッカケです。9月から始めてちょうど7ヶ月ぐらいですね。会話教材初級から始めてBeginner News Article が一通り終わりました。今は文法の参考書も買って真面目に勉強をしています。レッスンは息子の学校がある時は朝、学校がない時は夜受講したり、あとは文法のテキスト以外にもアプリのmikanを使っていて、昼寝中や授乳中など集中できる時間帯に勉強しています。 先生たちはお話がすごくおもしろくて励まし上手。40代か50代の女性の先生は、お母さんっぽく話を聞いてくれる感じがします。いっぱい言って1つでも通じると嬉しい。機械的な感じじゃなくて、ちゃんと聞いてくれ、汲み取ってくれるし、ほめ上手なのでここまで続けることができました。

シンガポールフィルへのチャレンジ

音楽で世界的な指揮者の人がシンガポールフィルで指揮をする時に、その指揮者が感じていることを私も感じられたら、それってすごい経験になると思うんです。長い目で見てもなかなかない経験になると考えています。指揮者の思いを通訳を介してじゃなくてダイレクトに感じたいですね。それがひとつと、あとはシンガポールは多民族国家で、ムスリム、インド系、チャイニーズ系、そういった多民族の人々と世界レベルの音楽を作れるってここでしかできないことなんじゃないかと思うんです。だから、ぜひシンガポールで挑戦してみたいと思っています。

——ありがとうございました。

ご主人の転勤をご主人と共に喜び、そして好機と捉え、家族それぞれのチャレンジへと繋げた羽根さん。子育てをしながらポジティブにチャレンジしていくお母さまの姿は、息子さんの励みにもなっているのではないでしょうか。シンガポールフィルへの挑戦のお話もいつか聞かせていただければと思います。

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