2017.03.23

憧れからチャレンジ…その先の世界を見たい。

1200回以上レッスンを受講できている秘訣

鈴木吉枝さん (営業)
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グラフィックデザイン事務所の営業を務める、群馬県在住の鈴木吉枝さんは、40代で一念発起し、英語学習をスタート。2014年末から始めたオンライン英会話では、約2年余で1200回以上のレッスンを受講されてきました。継続することをなによりも楽しんでいる姿が印象的な鈴木さん。その秘訣を伺うためにお話をお聞きしました。

英語を勉強しておけばよかったという後悔が背中を押してくれた

学生時代は、海外留学に憧れる学生でした。しかし、当時はまだ留学が今ほど浸透していなかったこともあり、親に反対を受け諦めました。グローバル社会になるにつれて、普段の生活の中でも海外の人に出会う機会が増えてきましたが、話すことができずいつも戸惑うばかり。そのたびに、留学に行かなかったことや、真剣に英語を勉強しなかったことを後悔していました。

学生時代の鈴木さん

そんなとき、働いているグラフィックデザイン事務所が、欧米で開かれるデザイン関連の展示会やイベントへの出展を目指すように。そして、出展に備えて、英語を話せる人材の育成が必要だという話が社内で上がったのです。英語を学べばよかったという後悔が募っていた私は、このチャンスを逃す手はないと立候補して、英語学習を始めました。

試行錯誤の末、自分に必要な勉強法に気付いた

はじめは、7枚セットのCDとテキストで勉強する、通信教育の英会話講座を受講しました。英語を聞き取って問題に答えるスタイルで、最初は短い文で聞き取りの練習をし、テキストが進むにつれてだんだん長文の聞き取りが必要になるもの。他にも、会話でよく使われる単語を覚えたり、発音が似ている単語を聞き分けたりするような内容もありました。この英会話講座を半年間掛けてやり遂げましたが、英会話のスキルが上がった実感は持てていませんでした。というのも、海外の人とお会いする機会があったときに、相変わらず簡単なあいさつ程度の言葉しか話せないままだったからです。

リスニングの力を鍛えることや言い回しを覚えることももちろん大事です。しかし、英語を話せるようになるためには、普段から英語を使う機会を増やすことがなにより必要なのだと、このときに気付きました。そして、リアルなコミュニケーションに近い形で英会話を練習できる環境を探している中で、レアジョブ英会話を見つけて受講を始めました。

1200回以上のレッスン継続はしくみとモチベーションがあってこそ

2014年の末からレアジョブ英会話を受講して、これまでに1200回以上レッスンを受けました。始めた当初は、自分にとってベストな勉強法がわからなかったので、とりあえず毎日1レッスンは受けようと決めて取り組むことに。時間が空いたときに受けようと思っていると後回しになってしまうので、カレンダーに予定として入れて、お客様との打ち合わせと同等に大切な時間だと意識していました。どんなに仕事が忙しくても、お客様先へ移動する車の中や、出張先のホテルなどで時間を取りながら、とにかくレッスン漬けの毎日。

ただ、すべて順調というわけにはいかず、モチベーションが湧かなくて3日間お休みしてしまったことも。そのときは、好きなことを存分にしてリフレッシュできたおかげで、以前よりレッスンを楽しみにして休み明けのレッスンに臨むことができました。しかし、いざ受講してみると、3日間休んだだけで英語が全然話せなくなっていたのです。とてもショックを受けたので、それ以来は無理のない範囲で毎日継続しています。レッスンを続けることはやはり大変ですが、周りに宣言することで継続することができています。友人は私が英会話の勉強をしていることを知っているので、会うたびに「レッスンの話を聞かせて」と質問攻めです。私が継続していることに励まされるとも言ってくれていて、その言葉を聞くともっと頑張ろうと思います。

文化や人柄を知ることで海外の人と話すハードルが下がった

最初は、レッスンの25分間英語を話し続けられる自信がなかったこともあり、日本語で日常会話ができる先生を予約していました。慣れてくると、挨拶程度しか日本語を話せない先生に変えて自分にもプレッシャーをかけ、今は英語しか話せない先生からも教わっています。それぞれの先生との最初のレッスンの際には、公開されている先生のプロフィールを読んで情報をインプットした上でレッスンに臨んでいました。趣味や特技の話を振ると、先生はみんな喜んでくださいます。音楽好きな先生がギターで生歌を披露してくれたり、絵が得意な先生が描いた絵を見せてくれたこともありました。また、Skype越しにですが、ご家族を私に紹介いただけたときはとても嬉しかったです。

レッスンでいろいろなお話をする中で、先生の出身地であるフィリピンの文化や、フィリピンの方の人柄を知ることができています。国籍が違っても、感性や感覚は似たものを持っている同じ人間同士なのだと気付けてから、日常生活で外国の方に会った際にも、身構えずにこちらから話し掛けられるようになりました。

迷うのはもったいないからまずやってみて考える

レッスンを1000時間(※回数で2000回)受講することが目標です。あと400時間くらいあるので、2017年中に達成したいですね。また、東京オリンピックでボランティアをして、海外から来られた方の道案内などもしたいと思っています。

一番大きな夢は、ウィンブルドン選手権で、大好きなテニスプレーヤーと英語でお話しすることです。昨年ジャパン・オープン・テニス選手権を観戦した際に、とあるテニスプレーヤーと話せる機会がありました。これまでも何回かそういったチャンスがあり、皆さん快く気さくに応じてくれたのですが会話にならず残念な想いでいっぱいでしたが…去年は何度か会話のキャッチボールをすることができました。自分の成長を感じられて、とても嬉しい瞬間でした。

年齢や、継続できる自信が無いことを理由に、やりたいと思っていることを諦めそうになってしまうことってありますよね。

そんなとき、とりあえず試しに一度やってみてから決めることをおすすめします。最近はどんなものでも無料で体験できたり、説明を聞くことができたりするでしょう。気軽に試せる機会があるのだから、やってみたらいいと思います。

レアジョブ英会話を受講していると、以前の英会話講座で習ったフレーズがふと浮かんできて会話がスムーズにできる瞬間があります。当時は役に立っているのか不安だったことも、ちゃんと自分の身になっているのです。

試してみて、これなら楽しく続けられそうだと思ったら続ければいいし、そう思えなければやめればいい。そこでやめたとしても、全く無駄ではなくて、何もしないのとは全然違う一歩を踏み出せていると思います。

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