2017.03.9

抱っこひもはレッスンの必須アイテム

レッスンで学んだことを活かして楽しい授業を作りたい

Pocket

松下幹子さん
公立小学校 教諭

2008年(平成20年)度から導入されている小学校高学年の外国語活動の時間は、学級担任とALT(外国語指導助手)によるティーム・ティーチングが中心となって運営されました。そして、東京オリンピック開催予定の2020年(平成32年)度から、「小学3年生からの必修化」「小学5年生からの教科化」が完全実施されることが決定しています。大きく変化する教育現場での英語科目に備えて、自ら英語力を身に付けようと、オンライン英会話を利用される教員の方も増えているようです。

今回の「WHY ENGLISH」では、東京都内の公立小学校で教員をされ、現在育休中という松下幹子さんにお話を伺いました。

父は共通の話題をもつ仲間

——松下さんが英語学習を始めたきっかけを教えてください。
現在育休中なのですが、産後からしばらくずっと家にこもる生活が続いていました。子どもと二人きりの時間も長く、日中誰とも会話しないという状況にありました。そんな環境に少し息苦しさを感じ、時間もあるんだから仕事に活かせるような習い事を始めようと思いたったんです。実は今、ピアノも習っているんですが、それとほぼ同じ時期に英語学習を始めました。当初からレアジョブ英会話とNHKラジオ英会話をやっています。子どもが4、5か月くらいから始めて、両方とも、そろそろ2年になります。

教師を目指したのは、大学生のときキャリア開発の授業で、自己分析をして「先生が合っている」とわかったことがきっかけとなりました。でも、在学していた大学では、教員免許が取れなかったので、いったん金融系の会社に就職して、働きながら通信教育で免許を取りました。会社も応援してくれたので、1か月の教育実習もなんとかクリアできました。

——そうして念願の小学校の先生になられたのですね。
はい。最初に赴任した小学校は、周りに大使館も多かったですし、比較的国際色が豊かな学校でした。保護者の英語に対する関心も高かったですね。学校も英語学習に力を入れていて、当時、すでに1年生から6年生まで、週1回、担任とネイティブの先生の二人で、英語の授業を行っていました。授業参観でも英語の授業は注目されて、保護者の方が集まりますね。でもそれは、他の区でも同じようです。育休中に習い事をしようと思った時、復帰後を意識して内容を選びましたね。2020年の指導要領改訂を視野に入れて英語を、そして小学校低学年は担任が音楽を教える場合もあるので、ピアノを習うことにしたんです。

——レアジョブ英会話のレッスンについて聞かせてください。ご家族でレアジョブ英会話を利用してくださっているそうですね。
実はレアジョブ英会話を始めるきっかけとなったのは父なんです。その父にレアジョブ英会話を勧めたのは、少し先に英語を勉強し始めていた妹。父は、始めてもう4年になります。何かを続けて勉強したいと思っているようです。父の年齢で勉強するのはすごいなと思うのですが、父は「80歳くらいのユーザーさんもいっぱいいるよ」と言っていました。

そんな父とはまるで仲間みたいですね。共通の話題がありますから。ひとりでレッスンを受けていても全然孤独じゃないんです。「DAILY NEWS ARTICLE」(毎日更新されるレアジョブ英会話のオリジナルニュース記事)を話題にすることもありますよ。くじけそうになったときには「あせるな」と言ってくれました。ときどき実家に帰ると、そのたびに英語が上手になっていて、父の年齢でも上達するんだなと感心しています。

娘を抱っこしてレッスンを受ける

——松下さんご自身は、子育てをしながら英語学習を続けていらっしゃるのですよね。
レアジョブ英会話のレッスンを始めた頃は、娘を抱っこひもに入れて寝ている間に、高めのテーブルにパソコンを置いて、立ったままレッスンを受けていました。最近は座ってレッスンを受けるようになりましたが、やっぱり抱っこひもは健在です(笑)。

——講師はどのように選んでいますか?
最初の頃は、ひとりに決めずに初心者マークの付いている先生を選んで、自己紹介の練習をしていました。今は、娘がいつ寝るかがわからないので、前日に予約せず、「さぁやろう」と思ったときに予約しています。同じくらいの年で、同じ母親で、優しい先生を選ぶことが多いですね。
お気に入りの先生とは、子どもや子育ての話をすることもあります。

——ちなみに、他の学習について、時間を作る工夫はどのようにされていますか?
お昼寝をしている間に、ラジオ英会話も聞いてインプットをしています。今使っているのは、NHKの『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』と『英会話タイムトライアル』です。
ピアノも、やっぱり練習時間を確保するのは大変です。夜、娘を寝かしつけてから、もう一度起きてヘッドフォンをつけて練習しているんです。

レッスンで学んだことを活かして楽しい授業を作りたい

——実際に英語を話す機会はありますか?
日常的な実践はまだできていませんが、ぜひ試してみたいです。以前、レアジョブ英会話の講師の方が来日したときにレアジョブ本社にお邪魔したことがあるのですが、そのときの会話がとても楽しかったんです。いつもオンライン上でしか話していないので、直接話せてとてもうれしかったんです。またそういう機会がないかなって期待しています。英語レベルについては今の自分の枠から抜け出したいと思っています。日常会話をスムーズに話せるようになりたいですね。
直近の目標は、もうすぐ育休が明けるので、復帰後に英語力を活かしたいです。既存の教科書や電子教材だけでなく、自分で工夫しながら子ども達にとって楽しい英語の授業を作っていきたいと思っています。

——ありがとうございました。

子どもが寝ないから、子どもが泣くから。松下さんは「やらない」理由ではなく、どうしたらレッスンを受けられるかを考えて、「抱っこひもを使って抱っこしながら立ってレッスンを受ける」ことにしました。こうして培った英語力は、復帰した小学校で児童たちの楽しい英語の授業に活かされます。

抱っこひもの中でママの英語を聞きながら育つお嬢さんは、どんな英語を話すようになるのでしょう。今から楽しみです。

松下幹子さんのジャンル