2017.01.26

ファンタジー小説が教えてくれた英語の世界。

部活に塾に忙しいけど、それでも英語を続けたい

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堀越優希さん
中学生

神奈川県内強豪校のバレー部に所属する中学1年生の堀越優希さん(ほりこしゆうき 以下優希さん)。“中学生になってからとにかくすごく忙しい”。優希さんは、早朝と放課後は部活、練習が終わるとそのまま学習塾で勉強に励み、休む暇もないほどハードな日々を送っているが、小学3年生から始めた英語学習も欠かさない。夏休みに参加したレアジョブ英会話主催「“英語で叶えたい将来の夢”Englishコンテスト」では、年上の高校生も参加する中、準優勝を果たした実力の持ち主である。

ファンタジー小説が教えてくれた英語の世界

気がつけば本を読むのが好きだった優希さん。母・めぐみさんは特に読み聞かせなどをした記憶はないという。小学校に入学したばかりの頃、学校から疲れはて帰ってくると、ファンタジー小説の世界に浸っていたという優希さんの読書好きは、ここから始まった。そのうちハリーポッターやパーシー・ジャクソンを好んで読むようになると、いつしか原作を読めるようになりたいという気持ちが強くなっていった。その頃から英語学習に力を入れ始めた。

小5で始めた多読英語

「風邪をひいて寝込んだりしていると、お母さんが聞くだけでいいからと、物語の朗読CDをかけていました。最初は日本語で聴いていたけど、そのうちハリーポッター(英語)のCDに変わったんです。その頃は、英語がよくわからなかったけれど、布団の中で“いつか自分で訳して物語を楽しめるようになりたい”と思っていました。」と優希さんは言う。

優希さんは5年生になる頃から、英検対策として語彙力を高めるために洋書の読書を始めた。初めて購入した本は、『Leveled Readers』 という単語が数個ならぶだけの簡単な絵本。徐々に1冊あたりで出てくる単語数を増やしていき、次第に少しずつ複雑なものが読めるようになっていった。

今でも長くて難しいものよりも、短編集など読みやすいものを選び、読み切るようにしているそうで、英語多読を続けるコツなのだという。

英語を習い始めて1年。読めたのは「it」と「on」のみだった

小学3年生の時に、外国人講師が教える英会話スクールに通い始めた。そして1年が経った4年生の頃、めぐみさんはふと、優希さんの英語力がどれだけ伸びたのか気になり、優希さんに英検5級のテキストを見せた。すると、当時の優希さんは、itとonしか読めなかったという。これには、めぐみさんも愕然とした。「このままでは英語ができるようにならない!」と危機感を覚えたという。優希さんの英語知識を整理する必要があると考え、英検の勉強を始めたことが英検を受験するキッカケとなった。

お母さんと二人三脚で英検に挑戦

英検5級に挑戦する以前の優希さんは、“聞けば分かる単語”も、紙に書かれていると全く読めない状態だった。めぐみさんは、単語を紙に書いたものを、 壁に貼り、優希さんが普段から目につくようにした。

そして、優希さんは朝晩、貼り出された単語を声に出して読み続けた。 朝晩、間違えずに言えたら、新しい単語を覚えていくようにした。覚えた単語の貼り紙は捨てずに残した。これにより、自分がどれだけ頑張ったのかが目に見えて、モチベーションになった。また、家庭内では、スキマ時間を使って簡単な英文を話す時間を作った。こうして1ヶ月ほどで力をつけた優希さんは、4年生の10月に見事5級に合格。その後、1年半後には英検準2級を取得できるまでの英語力を身につけた。

学んだ英語を使うために・・・

5年生に進級すると、学校で英語の授業が始まった。英検3級を既に持っていた優希さんは、ALTの先生と沢山話をする事が出来て、英語でコミュニケーションを取る事の楽しさを覚えた。それをきっかけに英検の勉強だけではなく、会話力も身につけたいと思い、友達から教えてもらった「レアジョブ英会話」を始めた。最初はとても緊張して、先生の話している事を理解できないし、めぐみさんも一緒に、「どうしよう」と慌てていたという。

それでも、少しでもわからないことがあると、講師に「なぜ?どうして?」を納得するまで聞くようにした。また、自分の伝えたいことを伝えるためにはどうしたらいいのか、徹底的に質問し、学ぶことで英語力が伸びたという。元々積極的で物怖じしない優希さんの性格が幸いした。

自己紹介ができるようになると日常会話などの教材を使い始めた。この頃から “tooとeither” “someとany”などといった細かいニュアンスの使い分けなどができるようになっていった。今では記事教材の「Daily News Article」を活用し、講師と世界中のニュースについてディスカッションできるまでになっている

現在は、ライティングの練習のために、英語で日記をつけている優希さん。レアジョブ英会話のレッスン中に自分の書いた日記を添削してもらい、正しい表現などを学んでいるという。

短期的ではなく、長期的にみて自分には英語が必要

優希さんに今後の目標を尋ねると、「今、苦手な文法やライティングを強化して、もっと上を目指す必要があると感じています。英検2級も取得したい」と答えた。

正直なところ、会話ができても文法・ライティングができないと学校のテストでは意味がない。そのうえ、ほぼ365日毎日の部活と、学習塾で忙しい日々でも、優希さんは英会話の勉強を辞めることはない。小学校の頃、ドッチボール、ピアノ、体操教室など色々な習い事をしていたが、全部辞めて英会話に絞った。一番の大きな理由は「英語が大好きだから」。オンラインレッスンも200時間を超え、会話力も向上し、スピーチコンテストでも優勝したりと、自信がついてきた。

「留学に挑戦したいし、将来的には洋書が好きなこともあり、翻訳家か通訳士を目指している。」自分を英語の虜にさせたファンタジー小説が、今度は将来の夢へと繋げてくれた。

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